彼岸も過ぎ大分秋本番を感じさせる自然の気の巡りになってきました。猛暑をくぐった身体は、秋を迎えてから注意する事が多くなります。
◆猛暑を越した身体を優しく◆
「熱中症に注意を」との呼びかけにより、多量の水分接取あるいはただ欲求のままに冷たい飲食物を接取した後遺症は胃に現われます。胃の冷えている方が多く来院されています。それを自覚されていない方がほとんどです。手足の冷え、痺れ、動きのぎごちなさ、腹張り、便秘もしくは軟便になりがちです。徐々に秋に対応できる身体に調整して行きたいものです。
◆秋を楽しく元気で過ごす事をイメージしましょう◆
秋に夏の疲れが出たと思われる症状には、足腰の重さ、なんとなく行動を起こしにくい。疲れやすく口が渇くなどの他、心が前向きになれない、という方が増えるようです。今年の様な急激な変化にはやむをえない現象ですが、まだ暑さはぶり返す日もあるでしょうが長つずきはしないでしょう。
日本の季節の移り変わりは、大変素晴らしいものです。最近では「異常気象」と言われているのも変化が極端であり、それに加え、季節本来の気が強すぎてしまうからです。それでも季節は必ず巡ってきて、それぞれの季節の美しさ、味わい、楽しみ方があります。身体の働きも生まれながらにその変化に対応出きる様になっていますが、ちょっとした不調和が季節の変化に対応しにくくさせています。これを改善する策は予防にあります。仕事上での疲労の蓄積、「悪くなったら薬を飲めば」という、その場しのぎの対所は不調和を悪化させるだけでなく直りにくくもします。当院ではこの様な予防に最適な「気の調整」を本来の治療目的として行っております。