気の調整

気の調整

気の調整

「気の調整」はどんな病気に効くのですか?
あるいは有効なのですか?等とよく聞かれます。
一般的に鍼灸は、整形外科関係の疾患に有効である事は認知されています。「気の調整」も同様ですが、もっと広い範囲の疾患に有効である事も確かです。
トップページ「気」と「血」の調和が健康を保っていると紹介しました。この調和が崩れた時、「気」と関連の深い「血」の部分に症状が出ます。逆に、病変の出た「血」の部分からどこの内臓諸器官の「気」の不調であるかを推測できます。

症状と気の不調

「気」と「血」の調和が崩れた時、「気」と関連の深い「血」の部分に症状が出ます。逆に、病変の出た「血」の部分からどこの内臓諸器官の「気」の不調であるかを推測できます。
例えば、
・目眩がする
・頭痛がある
・眼圧が高い
・気持ちがいらいらする
・筋肉や腱が痙攣する などは
⇒肝臓の気の不調
眼の中が赤くなった
・眼の中に何かが飛んでいる
・眼が乾く
・涙が多すぎる
・夜間排尿の回数が多い
・足が浮腫む
・熟睡できず夢を多く見る
・膝が長い事痛み、変形が目立って来た
・月経が不安定
・痛みが強い
・出血が多い などは
⇒腎臓の気の不調
・鼻詰まり
・くしゃみ
・鼻水
・咳が続いていて治らない
・息苦しい
・呼吸が浅く意識して深く吸わないと息が胸に入って行かない
・皮膚に吹き出物が出やすい
・湿疹が出ていて減らない
・痒みが強い などは
⇒肺臓の気の不調
瞼が痒い
・瞼が赤く腫れた
・食欲がなく時間が来たから仕方がなく食べるが、食べると消化せず胃がもたれる
・急性の関節痛
・倦怠感
・手足のだるさ
・寝つきが悪い
・便秘や下痢をしやすい
・疲労が除去できない
・過食になりやすい などは
⇒脾臓の気の不調
体が寒く感じるあるいは寒気がする
・気持ちが落ち込み元気が出ない
・喋るのがめんどうで人と交わりたくない などは
⇒心臓の気の不調

病名と気の不調

現代医学の病名でもある程度どこの内臓諸器官の「気」の不調であるか推測できます。
・風邪の後遺症としての胆が絡む咳
・小児喘息
・気管支炎
・アトピー性皮膚炎
・神経症鬱病 などは
⇒肺臓の気
・胃炎
・消化器潰瘍の慢性的に繰り返すもの
・慢性疲労症候群 などは
⇒脾臓の気
糖尿病
・膠原病の内の慢性関節リウマチ
・慢性肝炎(C型、B型)
・抗癌剤後遺症 などは
⇒肝臓の気 あるいは 脾臓の気
・子宮筋腫
・卵巣膿腫
・月経困難症
・不妊症それに伴う逆子
・骨粗鬆症 などは
⇒腎臓の気 あるいは 肝臓の気
・頻脈症
・不安神経症
・動脈硬化症 などは
⇒心臓の気
 それぞれの不調によるものです。
即効で治るものではありませんが、現代医療と併用で長く継続されるなら、薬の効果が高まり、分量も増える事無くすみます。