2015年 春

立春を過ぎ春を迎える道程の今、今年はなかなかに厳しい様です。

◆暖冬の予想もあった初冬でしたが◆2015spring
冬らしい寒さだった一、二月、春の来るのが待ち遠しいです。
体も春を待ち望んでいるのではないでしょうか?更に三月に入ってからは花粉の飛散が始まり、昨年の少なめだったのと比べると例年並みとの事。来院される方も花粉症状を表しています。
くしゃみ鼻水、眼の痒み、酷くなると喉の痛み、発熱など大変な様です。東洋医学的に分析すると、体の中で発生する熱が、体全体に巡っていれば問題はありませんが熱の巡りが不調和になると、上半身特に首から上の方に集まり、滞ってしまう事で、花粉による症状が現れると言われております。

◆予防策にはどんな事が◆
花粉に反応する身体は、手足末端の冷えが影響しています。特に足先の冷えは熱を身体の上の方に押し上げてしまいます。それらに対する対策としては、上に滞っている熱を下に引き下げる工夫が望まれます。また、熱の滞りはその部分の乾燥も伴います。この時期は寒暖の差も大きい事も加わり体調を崩される方も多くなります。慢性疾患の悪化もその一つに入ります。呼吸器の弱い方は風邪を引きやすく、それをきっかけに喘息性の咳に悩まされ長引きます。神経を使い過ぎる方は神経疲労による睡眠障害も出やすくなります。

◆具体的な予防対策は◆
日常の生活の中で無理なくできる事が望まれます。まず、足を冷やさない生活。足湯も良いでしょうし、入浴時には下半身を十分に温まる様にする。入浴後は下半身が冷えないうちに床に入る様にしましょう。飲食物は当然に温かい物、水分の取り過ぎにも気を付けたいですね。
そして、「気の調整」もお忘れなく。