2019年 春

今年の春は日により気温の変化が大きく、それも温度の差が例年と比べ大きいのが特徴です。「三寒四温」とよく言われますが、春の訪れを待つ我々の気持ちを「春を迎える準備」をさせるための言い伝えなのですが、それが過剰になると今年の様な異常な状況になるようです。

◆春を待つ身体が困っています◆
今日は春本番と言うより、初夏の様な暖かさと思って「それでは春の衣服に衣替えしようか!」と思って変えたあくる日には、冬に逆戻りしたかの様な寒い日になり「とてもではないがまた冬服に」と言う事を繰り返している今年の初春です。四月に入ったと言っても、まず服装から考えないと影響を受けるのは自らの身体です。

◆慢性疾患の悪化が目立ちます◆
肩関節痛で来院している方が多くなっています。急性、慢性それぞれ多少の違いはありますが、やはり寒い時期に入ってから痛みを感じ始めた様です。肩関節周囲には多くの筋肉があります。表面の炎症であるなら治りやすいですが、深部の炎症は治りにくくなっています。膝の痛みも同様な痛み方でどちらも外気温が低いと炎症による熱との差が痛みを強める結果となります。それなら痛む部を冷やせば良いだろうと思って冷やしても痛みが強まる場合があります。「温めるのはどうか?」と聴かれますが、炎症部位は入浴も含めて温めないと言うのが原則です。

◆内臓の働きも気温の影響を受けます◆
内臓諸機関の働きも気温の変化に反応しています。我々にもっとも知り得るのは排便の状態です。毎日あった排便が二日、三日と無かったり、日に数回も軟便が有ったりをしていませんか?初夏までの期間春本番の良い季節を待っています。