2019年 夏

梅雨本番の今、今年の夏は蒸し暑い毎日が予想されます。ここ数日は夜間の蒸し暑さで、つい目が覚めてしまいます。寝苦しい夜をどの様にされていますか?


◆寝苦しいのは気の働きが滞っているからです◆
寝つきは良かったが二時間くらい寝汗と共に寝苦しさを感じて目がさめてしまって後寝られなかったと言う方がおられます。現代医学的に言うなら「自律神経の内の副交感神経」が上手く働かず交感神経の働きが強いままでいるからです。じっとしていて眠くなるのを待っていてもなかなか寝付けません。それよりも、手首の周り、膝の周り、足首の周りを自分の手で軽くなぜて「気の流れ」を良くしてみます。こんな事でも気持ちが落ち着き眠くなって来ます。この方法は暑い夏になっても有効な方法です。

◆七月末からの暑い時期を乗り切るには◆
毎年の事ですが、日本の夏の暑さは年々厳しくなっている様です。今年はどうなるでしょう。寝付くまでは冷房を使うのはやむをえないですね。熱中症の予防にもなり必要悪とも言えるでしょう。最近は一晩中冷房を入れておられる方も多い様ですが、あまりお勧めはできませんね。明け方は夏でも一番気温のさがる時間帯です。日によってさがる温度が違うので冷房で冷やさなくても良い状態の日もあります。腹部や背中を冷やすと風邪や消化器の疾患に罹りやすくなります。「夏の風邪は治りにくい」と言われます。注意しましょう。

◆夏の気の働きと調和させましょう◆
立夏から立秋までの間は夏の気の働きが最も強くなっています。特に「大暑」の頃は最大になっています。これに身体の気の働きを調和させておくと、暑さは感じるけれどそんなに辛くはならないはずです。言い換えれば、自然の陰陽の気と身体の陰陽の気とが上手く循環できれば暑さを気にせず夏を過ごせます。