「気の調整」の特徴

80歳を少し超える女性の方です。もう何年も健康保持で来院していただいています。

 本日は、胃が時々痛むので食事を控えているとおっしゃいます。この方は食が細く「何時も、肥れない、強い風が吹くと飛ばされる」と笑いながら話して下さいます。
 お腹の胃の部分が固くなっています。「気の調整」の鍼を手足の穴に行ない「悪い所を、体の力で治すよう高めておいて」その後、うつぶせにして背中を診ますと、左の背中から腰にかけて固くなっています。これを緩める鍼を行いますと、その方は「背中や腰が胃と関係ありますか?」と聴いてこられましたので、「大いに関係があって、内臓疾患は背中や腰に反応所見が現れ、そこを治療する方が早く良くなります。」と申し上げると「確かに胃が軽くなりました」との事でした。
 違和感の有る所より遠い部、反対側から治療するのが私の「気の調整」の特徴です。