来院される方の中には、これまで何の病気もした事が無く、元気でバリバリ何でもやれていたという人がいらっしゃいます。
これという原因も思い当たらず、「あんな事が」と思える事をきっかけに体調を悪くしたと言う方がおられます。「病院へ行って検査をしても異常は無いと言われた。」「老化現象でしょう」とか「気のせいでしょう」などと言われると、重大な病気の始まりを想像して気持ちが落ち込んでしまうようです。
そんな方は、動く動作も重そうで話し方も声に力が無く言葉少なくなります。こういう時に「気の調整の鍼治療を施しますと、本人が意識しない内に話し方にも力が出て、動きもスムーズになっていきます。一気に改善する症状で無いものが多いので「まだ治らない」」とおっしゃいますが家族の方々が診ても生活態度が「変わってきた」という事が判ります。
まず感じるのは、家族への気遣いが出てきます。それまでは、自分の体の事しか話さなかったのが家族へのいたわりの言葉が出て来たり、「○○を食べたいねえ」などと言うようにもなります。そんな何か原因が分からず調子を崩してらっしゃる方は、是非一度ご来院頂きたいと思います。