夏と皮膚疾患

汗をかく様になったのでアトピーが酷くなりました

診療日記 19
 (8月8日更新)
 「夏と皮膚疾患」
 「汗をかく様になったのでアトピーが酷くなりました」と言って来院された、三十代前半の方。アトピー性湿疹は慢性のもので、頸・肩の凝りも強まったとのことです。
 この方の心配は、こういう症状の悪化は内臓のどこかが悪いのではないかと言う事の様です。 確かに汗を多くかく様になると皮膚疾患は悪化しやすくなります。
 日本の高湿度は、体の抵抗力を落とし、冷たい飲食物を欲し、結果胃腸を冷やし過ぎこれを体内温度に温めるために熱が必要となります。この、熱は体の表面に上がってきてその部を暑くします。この熱を除去するのに汗を多くかくか、あるいは冷房で冷やしたくなります。
 この繰り返しのため皮膚が傷められ湿疹も悪化するのです。
 こういう話を聞いて頂き内臓には異常が無いことをわかってもらい、高湿度に負けない様気の調整の鍼治療を行いました。