秋本番が待ち遠しいこの頃です!彼岸も間近なこの時期、残暑はまだ続いていて、それも夏の暑さを引きずっているようです。なぜなら「蒸し暑いから」、いまだに「熱中症に気を付ける様」報道されています。
◆暑さに弱くなっている現代人◆
日常生活を快適に送っている日本人は、暑さ寒さに弱くなった様に感じます。この夏は「節電」の影響もあり、熱中症に罹患した人の多かった事が目立ちました。高齢者に注意を呼びかけていたのが、それだけに止まらず小・中学生・高校野球の選手までが熱中症で倒れたニュースを聞くと「若者の体力がなくなったのかな?」と心配になります。
◆冷たい物の取りすぎにご注意を◆
残暑厳しい九月とは言っても、朝晩は少しずつ涼しくなっています。そこで、夏の暑い時に冷たい物の飲食に傾いていた食生活を見直しましょうか。御家族揃って!
胃に入った飲食物が冷たいと、体内の温度に暖まるまでに時間がかかり、この間消化不良になりやすい様です。来院する方の中には「胃がもたれる」「直ぐお腹がいっぱいになりこれまでの様に食べられない」「排便も少なく、日に数回出る」などと消化器症状を訴えられます。夏の食生活で胃が冷やされていたため、消化作用が落ちて、秋に向かっても快復していないとみられます。腹診すると滞っている所見をみつけます。また、水分もしっかり取る様呼びかけておりますが、血液・体液が濃くなりすぎない様にするためとは言え、これも冷たいと吸収力が落ちて排尿だけが増えるそうです。常温・体温に近い温度の物を取るのが望ましいです。
食欲の秋!何でもおいしく食べ、体力を付け、気を充実させておきましょう。
|