鍼ってな~にの続き

診療日記31の続き、現代医学の鍼治療は

診療日記 32
 (10月28日 更新)
 「『鍼ってな~に』の 続き」
 診療日記31で書ききれなかったので続きを書きます。
 現代医学を基礎理論とする鍼治療は、疾患部・局所が治療目標となり、主に痛い部・堅い部への刺鍼が行なわれます。 所見が深い所にあると、そこまで刺入して堅いものなら和らげるため鍼を動かしたり、電気を通して筋肉を動かして和らげます。 受ける方には刺激としてかなり感じられるようです。
 そういう事から、「鍼って」現代医学の立場では「刺激の道具」として、当院のような治療の仕方では「気を調整する道具」として捕らえています。
 気を動かす(気を調整する)方法はいろいろあります。 気功療法、ヨガに代表されるものですが、鍼は皮膚面にある経穴にピンポイントで刺鍼するため治療効果が顕著に出るのです。